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市内企業紹介

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なにわの名工(大阪府優秀技能者表彰)

株式会社イケウチ

株式会社イケウチ

1、なにわの名工に選定されたテーマと技術者について

テーマ:ろくろ挽物加工、機械加工
技術者:山口 光雄 氏

16年度 大阪府「なにわの名工」受賞

山口 光雄 氏
機械加工
手作業によるロクロ挽物加工は、素材に刃物を当てる力加減が極めて重要であり、長い年月をかけてようやく習得できるものである。培った技能は、木製品のJIS規格寸法誤差±0.5ミリの範囲に常に収まっている。このことは、多品種・小ロットといった多様なニーズへの対応を容易にし、試作品製造などの要請にもすばやく応えることができるので、顧客等からの信頼も向上している。使用する工具も自ら製造するなど、作業に対する直向さは、後進技能者の模範として高く評価されている。(大阪府)


2、ものづくり人材育成の必要性

当社は、創業以来、ろくろ加工を軸に木製工芸品のモノづくり一筋に70年の実績がある。このことは、時代に対応した機械設備を充実させるとともに、木工加工では、人の手を使って行う部分もあり、その腕前一つで仕上りも変わるため、高い加工技術を持った職人の確保と、職人の技術を次の世代へ引き継ぎ、顧客と末永くお付き合い出来るよう努めてきた結果である。この業界では、後継者不足で廃業もやむなくされている木工所も多いことからも明らかなように、お客様のニーズに答える「モノづくり達人」としての自覚と技術の伝承は必須である。

3、生産技術の効率化や製品開発における課題克服など

当社では、職人の手作業で行うサンプル作りなどの小ロット加工から、充実した設備を使って、ロットが大きい商品まで、試作から量産までのトータルサポートで対応している。
また、自社内で成形加工から仕上げの処理、塗装まで一貫処理が可能であり、そのため、加工工程での加工品の移動コスト、時間も短縮でき、無駄を省いた短納期サービスを提供している。
更に、大ロット、低価格への要望に対しては、海外工場との提携によりそれに対応できる取り組みにも着手している。

4、今後の人材育成について

木の良さ、木の温もりだけでなく、近年では、環境にやさしい材料「エコマテリアル」と称されるほど、環境への配慮が重視され、世界の森林減少や違法伐採問題などから、食品と同様に「木材のトレーサビリティ」確保の重要性がますます高まっている。民間の第三者機関により認証された森林から産出される木材・木材製品であることを保証してラベリングする制度※が創設され、政府もグリーン購入法等で支援している。
したがって、当社も認証を受けることを契機として、全社員への環境への関心を高める教育を始めている。

5、その他

現在、山口光雄氏の指導により、木工ろくろ職人、木工挽物職人が育成され、技術の伝承がなされている。

6、人材育成の強み

当社は高い加工技術を持った職人と充実した設備により、試作から量産まで、木工品の加工から仕上げ塗装までを一貫し、トータルで顧客のニーズに応えることができているのが当社の強みである。女性も簡単に作業ができるように機械の工夫をし、各工程に女性を配置することで、きめ細かな商品へのこだわりも実現している。
高い技術の伝承とともに自己実現への満足度を高め、また、職場環境も整備されており、社員の定着率は業界の中でも極めて高い。 また、本年度は既卒業者3名をインターシップとして受け入れ、優秀人材の確保と社会貢献の両立を図っている。

※認証制度しては、世界的規模のFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)、PEFC(Program for the Endorsement of Forest Certification Schemes:PEFC評議会)や我が国独自の制度であるSGEC(Sustainable Green Ecosystem Council:緑の循環認証会議)があり、認定を受けるためには、製造加工、保管、出荷、の各工程で、認証林産物が非認証の他の林産物と混在しないように分別・表示管理することが要求されている。

最終更新 (2011年1月20日)

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